本コンソーシアム代表の松村は、この度、電子版お薬手帳の会社であるharmo株式会社との協働により、電子版お薬手帳をパーソナル・ヘルス・レコード(PHR)として、患者さん一人ひとりが、自分の薬歴情報を管理し、医療安全に参画できるような薬剤安全の世界の実現を目指すことになりました。
現在、世界中で、患者さんの20人に一人が、薬による害を受けていると言われています(WHO, 7 March 2024).また、そのうちの4分の1が深刻な害を受けているとされています。現在、電子版お薬手帳は広まりつつありますが、多くが薬局と患者さんの間の情報のやり取りにとどまっており、医療機関がその情報を電子的に受け取ることは難しく、課題とされています。薬剤安全を目的として、電子版お薬手帳が利用できるようになるには、患者さんを中心として、薬局、医療機関がつながることが重要です。
私の健康は私が管理する
私が私の人生の主人公である
という考えが広まり、患者さん自身が自分の大切な薬剤情報を保有し、自分の安全や健康に自分で関与できる世界が、薬剤安全につながっていきます。
2024年3月18日、上記の世界の実現のための小さな一歩を踏み出しました。
京都大学医学部附属病院、シミック株式会社、harmo株式会社は、三社が連携協定を締結し、薬剤安全の世界の実現を目指して、活動を開始いたします。
記者会見の記事はこちらをご覧ください。
また、併せて、「周術期薬剤管理における現状と課題解決に向けたPHRの活用」もお読みいただけると幸いです。
ご協力いただける方は、どうぞご連絡ください。皆様と一緒に薬剤安全を実現できることを強く願っております。
京都大学医学部附属病院 医療安全管理部 部長
質改善・患者安全のための革新的教育コンソーシアム 代表
松村由美